働く職員の声~中途入職編~

中途入職 HALFWAY

青木会の職場の雰囲気、人間関係について、中途入職した先輩スタッフに聞きました。

“これまでのご経歴と、現在の皆さんの業務内容を教えてください”

看護職
ここに来る前は総合病院に10年以上勤務していまして、青木会に移って5年ほどたちます。(2023年時点)青木中央クリニックの病棟看護、特に整形外科の患者さんを担当しています。
介護職
私は、実は異業種から移ってきました。現在は介護職として働いていますが、それ以前は飲食業でコックをやっていました。全世界的に猛威を振るったウイルスの影響で、飲食業からの転職を考えたときに、自分の親が年齢を重ねていることもあり、介護職の訓練を受け始めました。2年前に青木会に入職してからは、介護保険での通所リハビリを利用されている方々のサポートを担当しています。
理学療法士
もともと私は、雑居ビルに中にある外来診療メインのクリニックで理学療法士をやっていました。震災を機に、自宅から通える場所に勤務したいと思い、自宅の近隣である青木医院で働くことにしました。青木医院では通所リハビリと訪問リハビリの両方を経験しました。現在では、理学療法士の業務のほか、青木会内で新しい施設の立ち上げや、運営、事務も担当しています。

“転職先を探すときにポイントにしていたことは何ですか?どのあたりで青木会に惹かれましたか?”

看護職
私が勤めていた急性期の病院は多くの手術や検査を行っておりとても忙しく、年齢を重ねるにつれ体力的な厳しさを感じていました。「そのうち、もう少し時間的に余裕がある小規模な医療機関で、患者さんにゆっくり時間をかけて対応したい」という気持ちもあったので、転職を考えることに。ただ、長年続けていた病棟勤務の経験を生かしたいと、病棟のあるクリニック・病院にこだわりました。青木会での面談時には、病棟を見学させてもらいました。病棟内の空気感が、とてもやわらかで、スタッフが患者さんとゆったりと接していた姿が印象的でした。そんな当院の雰囲気が自分の希望とマッチしていたので、こちらを選びました。その時に感じた印象は、今も変わりません。こちらに決めて、本当に良かったなと思っています。
介護職
自宅から無理なく通えるところであることと、夜勤のないことを軸に探しました。実は入職前、私は浦和の青木医院に患者として通っており、その時知り合っていたセンター長と、職業訓練校の授業で再会し、ご縁を感じることに。現場見学時の印象は、活気に満ちた空間であること、利用者さんが生き生きと笑顔で談笑している姿、スタッフ間のフレンドリーなたたずまいなどです。この雰囲気の中で働きたいと思い、こちらに入職することを決めました。
理学療法士
私の第一条件は、自宅から通勤できることでしたが、業務的にも、通所リハビリ・外来リハビリ・訪問リハビリなどさまざまな方法で患者さんと接することのできる環境であり、理学療法士としての質を高められる環境としてもマッチしていました。外来リハビリだけに従事してしまうと、得られる知識や経験も、外来リハビリ用に特化していきます。いろんな状況の患者さんに接する機会に恵まれたおかげで、大きな学びにつながり、自分自身の幅を広げることができました。私の面接をしてくれたのは、理事長の青木先生だったのですが、偶然にも高校サッカー部の同窓だったことを知ることに。和やかな面接の中でも青木理事長から「一緒に頑張ろう」という言葉をかけてもらったことは印象に残っています。理事長は「小学低学年から寝たきりの高齢者まで幅広い年齢層を診ていきたい」という志を持っていることを知り、「自分もそれをやってみよう」と思いました。

“青木会で働き、どんな点に他院(他施設)との違いや魅力を感じていますか?”

看護職
前の職場は急性期の患者の受け入れ、治療がメインの場所でした。一方当院は、急性期の患者さんも受け入れてるものの、メインは自宅復帰に向けて調整を施すこと。そのため、患者さんの生活に迫ったケアが求められ、患者さんから自宅事情をヒアリングし、退院後に想定される状況を判断するためのカンファレンスを行うこともあります。カンファレンスで話されるのは、「この位置に手すりが必要だよね」、「帰宅前に階段をクリアにする必要があるよね」という感じの内容。帰宅後は青木会の訪問リハビリスタッフが引き継いでフォローを行うことも可能ですし、通院可能な患者さんの場合は通所リハビリを利用することもできます。退院後のアフターフォロー体制が整備されているのは当院の特徴の一つ。当院で整形手術をした患者さんが、当院でリハビリを行い、自宅復帰を可能にするまでの全過程を一貫してサポートしています。
介護職
私は他業種との比較になりますが、介護職は勉強することが尽きない専門職だなと実感しています。本当に、毎日が勉強の日々です。リハビリに通う利用者さんの多くは、当院に通えるくらい自立して生活しているのですが、それでも「旅行へ行きたい」、「いつまでも元気に買い物に行きたい」という希望を持っています。希望を実現するためにリハビリを頑張る姿は、本当にすてきで、そんな方のお手伝いができることにやりがいを感じています。
理学療法士
先ほども言ったとおり、青木会ではあらゆる形態のリハビリを行っているので、さまざま疾患、ご状況の患者さんに携われることは他院との違いですよね。いずれも、自分のサポートによって利用者さんが喜んでくれることに一番やりがいを感じます。例えば、若い世代のスポーツマンがケガのリハビリを行い復帰できるときや、パフォーマンスを向上できるとき。ほかに、関節が硬くなり寝返りが打てないために褥瘡(じょくそう)ができてしまった寝たきりの方を担当するときは、リハビリを行うことで、自分自身で少し動けるようになり、安楽な時間が増えたというフィードバックを頂けるとうれしいです。また、私は青木会での勤務歴が長く、青木医院にはじまり、法人内の医院、介護施設を移り歩いてきました。実は、先日ある医院で6、7年ぶりにお会いした方が私の顔と名前を覚えてくれていたのです。そんな再会があるのもうれしいですよね。

“職場環境について教えてください”

看護職
青木会は皆さん親切で、働きやすい職場だなと感じています。私の働く青木中央クリニックの看護師の人数は、6~7人程度。こじんまりしているからこそコミュニケーションは活発ですし、和やかな人間関係や疑問点に関する丁寧かつ優しい指導をもらえることは看護師チームの強みだと自負しています。
また、以前の職場との違いの一つが、院長でもある青木理事長との距離の近さですね。大きな病院では院長、理事長とは、会う機会すら少ないと思います。病棟に入院している患者さんの主治医は青木理事長で、私たち看護師は余計な上下関係を感じることなく、一緒に業務を行っています。その中で、何か伝えたいことがあれば直接理事長に伝えることができますし、青木理事長から直接コメントをもらうこともできます。
介護職
リハビリ施設の中には、場所によっては理学療法士や看護師がそれぞれ1人しかいない職場あると聞きます。その環境では、移動介助のやり方に不安があってもそのまま実施するしかありませんが、幸いこちらでは、利用者さん担当の先生や周囲の介護職、介護士の先輩や同僚にすぐ相談できるので安心です。また、私たちは介護職だけで仕事をするということはなく、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士などと頻繁に連携をしています。わからないことを質問すると、丁寧に回答してくれるのですが、これまで介護業界の従事時間が少ない私にもわかりやすい言葉で教えてもらえます。
理学療法士
青木会で働く方は、理事長をはじめ、とにかく優しい(笑)。基本的に、「困っている方を助けたい」というマインドを強く持っている方が多いのではないでしょうか。
思えば理事長も、スタッフに歩み寄り、スタッフの目線で物事を見てくれる方。私は新しい施設の立ち上げや運営に携わる業務も多くなりましたが、さまざまな局面で理事長がいろいろと気遣い、話を聞いてくれることが、私のエネルギーの源につながっています。

“今後の目標や頑張っていきたいポイントを教えてください”

看護職
先日、患者さんから「ここの看護師さんは、優しい」と言われました。実は、この方だけでなく、頻繁に耳にしています。急性期の病棟では、ゆっくりと患者さんと接することが難しいので、細かいケアにまで目が行き届きにくいですが、青木中央クリニックの病棟では、それができているのだと思います。今後もそんな声を頂けるよう、良くないことがあれば、その都度改善し、患者さんが満足できる看護を提供し続けたいですね。
介護職
毎日、ベテランの相談員さん、理学療法士さんと介護職の3者が集まり、利用者さんの通所リハビリプログラムを検討するための会議を行っています。今後私もこの会議に参加できるよう、研鑽を積んでいきたいですね。そのために必要なことは、利用者さんの生活向上とその生活レベルを維持するための考え方を学ぶこと。介護職という立場から、どのようなアプローチが適切なのか。その学びを深めていきたいと思っています。いずれ国家資格である介護福祉士資格の取得にもチャレンジしたいので、そのときには法人の福利厚生の一つである「スキルアップ補助金」を活用する予定です。

理学療法士
今後も引き続き、利用者さんの悩みを一緒に考えていきたいと思っています。そのために必要なのは、利用者さんの声をちゃんと聞き続けること。利用者さんの要望と当院のサポート内容がマッチングできたときに、「必要とされる場所になる」と思うので、やはり「声を聞き続ける」ことにはこだわりたいですね。